徒然なるままに

日々の書き連ね

賢者の石と言う名の結石。1

実写版鋼の錬金術師の上映が過去のものになろうとする頃、私の体内にも日々の「不摂生の生活」と交換に賢者の石を錬成してしまった。正確には、腎結石である。錬成というものは、等価交換が原則である。そのため腎結石を錬成してしまった私には、「不摂生の生活」以外にも失うものがある。

それは何か…そう、お金である。この腎結石は体内あると非常に下腹部がゆかい。もとい違和感やら痛みやらを生じさせる。なので、なんらかの方法で体外へ排出させる必要がある。腎結石と苦楽を共にしたいというなら、排出させる必要はないが、医者は出せというだろうし。私も共にするのはごめんこうむりたい。

排出するには「手術」を行う必要がある。今、手術と聞いてブラックジャックを想像した人がいただろう。自分も最初そうだった。切り刻まれて、改造人間にでも仕立て上げられるのかと、不安しかなかった。だが、話を聞いてみると体の外から衝撃波を当てて破砕させ、尿と一緒に排出するのだという。なんだ、簡単じゃないか。入院も一泊二日でいいらしい。切り刻まれる、心配もなくなった私は嬉々としてその手術を受けた。だが切り刻まれなくても、手術は手術。甘くはなかった。

手術は結石のある箇所に衝撃波を発生させる装置をくっつけて行うようだった。麻酔はなし、痛め止めの座薬のみした。手術時間は1時間だと言う。なんだが思っていたより長かった。自分の想像では、「衝撃波を2,3発当てて砕けました。ハイ終わり」ぐらいな感じで終わると勝手に思い込んでいた。そして実際に処置が始まった。一定間隔で衝撃波が当たる。最初なんだがチクチクした感じで痛め止めのおかげか痛みはなかった。そして、徐々に衝撃波の力が上がっていくそれに連れて痛みも増してく。最初の余裕はどこへやら、衝撃波が当たるたびに体が強張る。衝撃波にも若干の強弱そして当たりどころがあり、強で当たりどころが悪いと結構な痛みである。それが、連続した時には顔が苦痛で歪むだろう。私は歪んでいたと思う。そんなこんなで1時間、私は耐えきった。その後は病院のベットで寝て、病院食をたいらげ、本を読んだり、スマフォを見て退院まで過ごした。退院時も問題はなくすんなりできた。

そして後日再び病院を訪れ術後の診察をしてもらった。その時撮ったレントゲンを見て言った、医者の言葉は今でも忘れられない。

「大きさ変わってないね」

2回目の手術が決まった瞬間である。

 

ちなみに失ったお金は、保険適用で9万ほど。額面だけ見れば高いが、命のためならはした金であろう金額だ。結石の手術は石一個の金額で、2回目でも再度同じ金額は請求されないらしい。