徒然なるままに

日々の書き連ね

リセットボタンが見つからない。

男は会社の飲み会に参加するところだった。その男は学生の時の夢であったゲーム関係の仕事についていた。ゲーム関係というように大手有名メーカーには勤務できなかったが、その協力会社という立場にはいることができていた。

 飲み会では皆がゲームの話などで盛り上がっていたが、特に盛り上げっていたのはソーシャルゲームのガチャであった。上司もマイクでガチャを煽るほどであった。皆はガチャを引き一喜一憂するのであった。

「単発で出た」「一万使っても出なかった」「爆死した」

阿鼻叫喚が絶えなかった。

男もその中にいた。だか男は一喜することも一憂することもなった。その飲み会には男が夢見たゲームなど存在していなかった。男は思った。

「こんな せかい には いたくない」

この世界がゲームならリセットボタンがあるのに。

この世界がゲームなら最初から始めなおすのに。

この世界がゲームなら………

 

 

あとがき

この飲み会ではFGOが共通言語になりつつあって、ソシャゲには課金しない、やりこめない自分としては世界に置いて行かれている気がして、いやになってしまったためどこかにこの感覚をぶちまけたくて書いてしまった。こんな社会問題になりそうなゲームを作りたくてゲーム業界に入ったわけではないので、どうしてこうなってしまったんだろう。ガチャをするのが目的なゲームなど作りたくもない。