毎年一回は見ているイヴの時間。この映画はいつか来るであろう、アンドロイドとの生活への妄想を駆り立ててくれます。
人間とアンドロイドの生活が当たり前の世界。そんな世界に存在する、アンドロイドと人間を区別しない場所、それがイヴの時間。
この手の話でアンドロイドと聞くとどんなロボットを想像します?人間の命令だけ聞き忠実に遂行するもの?それとも、人間に反旗を翻し滅ぼそうとするもの?このお話は前者のロボットです。でも、それはそう振る舞っているだけ。アンドロイドの彼ら彼女らも悩み嘘つく。人間のために。この部分がこの作品を面白くしている部分だと私は思います。
自分が好きな話は、廃棄されたアンドロイドが、イヴの時間を訪れる話。いい話がある中で、なんだか現実味のある話でした。廃棄され個人情報が削除されたアンドロイドが、イヴの時間のルールにのっとり、なんとか自分が人間であるとふるまおうとするけどうまくできません。それを笑う主人公2人。笑うこと自体が悪い行為だとは言いませんが、どうしても人間はアンドロドを下に見ているのでしょう。人間の命令を遂行するために生まれた以上どうしようもないのでしょう。人間の残酷さというか身勝手さが見えてくる話でした。
ぜひ見てみてね。
あと、コラボしたこれ行ってみたかったなぁ。